日本語の勉強法1 後編
2016.06.17
挑戦あるのみ!
Q. 勉強はもちろん、アルバイトや友好大使など、様々な「挑戦」をされていますね。
A. スピーチも、友好大使の選考に挑戦したこと自体もそうですが、「上手になってからやろう」と思っていてはキリがないですね。やってみないと始まらないことはたくさんあります。
不十分だと思っても、挑戦すればいいんです。
私自身も、自分の日本語はまだまだだと思っていますし、このインタビューをお受けすること自体も挑戦でした。でも、やってみることから全てが始まります。
Q. 日本にいる間は母語を使わないなどの個人ルールはありますか?
A. ないですね。
例えば、パーティなどのリラックスした場で、日本語が練習したいからといって、日本語だけで話すことはしません。考え方は人それぞれですが、私は、母国語でも話していましたね。
言語はあくまでも人と人の交流のための道具であり、相手が気持ちよく話せる言葉に合わせます。でも、この言葉を話せるようになりたい、という覚悟は大切だと思います。
Q. 日本語を勉強してよかったことは?
A. たくさんありますが、意外なところでは、海外旅行の時にありがたいです。日本人は世界遺産に興味がある人が多いからか、世界中の世界遺産に日本語のパンフレットがあるんですよ。
それに、日本人の書いた入門書、例えば建築などの本はわかりやすくまとまっています。
イラストなどが入っている本も多いですしね。まず、日本語で初歩的な部分をつかんでから、英語の専門書に移ることも多いです。
英語は論理的な構成になっており、日本語とは違ったよさがあります。日本語と英語を見比べて、意味を掴むことができて便利です。