日本語の勉強法1 前編
2016.06.17
林依蓉さん
出身地:台湾
プロフィール
高校卒業後の夏休みにシアトルに留学
台湾にて大学入学
龍谷大学留学生別科(大学内日本語学校)に留学。
その後、龍谷大学に進学。
修士として京都府立大学で学ぶ。
現在同じく京都府立大学で博士課程在学中。
研究テーマ:遊び仕事、台湾原住民文化、環境民俗学、文化の保存
修士論文のテーマ:台湾原住民Taromak族における遊び仕事研究
日本語の勉強をはじめたころ
Q.日本語を勉強したきっかけは?
A. 実は初めて留学したのはシアトルでした。高校を卒業した夏休みです。でも、そのときは初めての海外で、緊張して、あまり打ち解けられなかったんです。
そこから、もう一度海外に挑戦したいという気持ちが芽生えました。
そのことを両親に相談すると、地理的にも、文化的にも近い日本なら許してくれました。
だから、日本語を勉強して、日本の大学で勉強することにしました。
日本については、小さいころからアニメなどを見ていましたが、日本に来るまで、あまり各都市のイメージはなかったです。でも、漠然と京都がいいと思ったので、京都の学校に絞って探しました。
Q. 日本に来てからはどこで日本語を勉強されたのですか?
A. 私の場合は、大学で日本語が勉強できるところがいいと思いました。図書館などの施設も使えますし、他の専攻の学生とも知り合えるので。京都には、留学生が日本語を勉強するためのコースを持っている大学がいくつかがあります。何校かの留学生向けコースを受験して、全て受かったのですが、決めかねていたところに、龍谷大学の国際センター(現グローバル教育推進センター)から電話がかかってきて、相談に乗ってくれました。面倒見がよく、頼れるなと思ったので、決め手になりました。
龍大の国際センターは留学生に対する授業料減免も多いです。
私の場合は、ここからデンマークに1年留学させていただくこともでき、本当に感謝しています。
Q. 主にどんな教材を使われましたか?
A.「みんなの日本語」とアジア学生文化協会留学生日本語コースが編集した日本語能力試験対策のシリーズを使っていました。
「みんなの日本語」は台湾で一番人気です。特定の試験用ではないですが、一番よくまとまっていると思います。私が勉強した龍谷大学の留学生別科でも使っていました。