ベトナムで3年間日本語を勉強していましたので、日本に留学して、住んでみたいと思いました。日本の財団による奨学金が得られたので、日本に来ました。京都には学生にとって素晴らしい学びの環境があり、京都というまち自身も長い歴史や、伝統文化の豊かな場所です。自分にとって、知識を深めたり、日本の文化を体験したりするのに最高の場所だと思いました。

同志社大学の国際教育インスティテュート(ILA)で日本社会と国際文化領域を先行しています。この学部では、政治・経済・文化など幅広い社会科学分野について英語で授業が行われます。

京都はかつて1000年以上も日本の首都だった町ということで、古くからの伝統的な価値観や文化を持った町という印象を持っていました。また、お寺や神社がたくさんある観光の町として有名だということも知っていました。

京都に来て、この町が私の故郷のハノイとびっくりするぐらい似ていると感じました。ハノイもそうなのですが、京都には現代的な建物と自然が共存しており、古いものと新しいものがいい具合にまじりあっています。それに加え、学びの環境もとても多様で、色々な都市、国から京都に来た学生たちに出会うことができます。

日本では、会話の中で前後の文脈や状況を読むということが重要になってきますので、言葉の壁について心配していました。うまく話せないと、誤解されてしまうのではないかと。京都に留学に来た時点で、すでにJLPTのN2に合格していましたが、日本語の会話はそこまで自信がありませんでした。言葉や文化の違いが壁になって、友達を作るのも大変かもしれないと思っていました。

京都の自然、落ち着いた生活スタイル、ここで出会った人、すべてが好きです。京都の四季の風景は本当に素晴らしいです。私は、以前はそれほど外出をよくする方ではなかったのですが、京都に来て、落ち着いた雰囲気の中で景色を楽しみながら散歩をするのが趣味になりました。また、友達や大学の先生たち、アルバイト先の同僚のみんなが、私の学生生活を楽しく、有意義なものにしてくれていると感じます。

日本の日常生活でのルールや公共交通機関に慣れるのが大変でした。例えば、ごみを捨てるときの分別の仕方がベトナムとは全く違うので、なかなか難しかったです。あと、Google Mapなどのアプリを使っていても、自分が行きたいところに行くにはどの電車やバスに乗ったらいいのか、迷ってしまったことがよくありました。

京都には勉強するための環境が整っていると思います。「京都で学び、大阪で働き、神戸に住む」と言ったりするのですが、その言葉が表すように、京都には教育の質の高い大学がたくさんあります。教授にノーベル賞受賞者がいる大学もあります。大学の先生やスタッフさんたちはとても親切で学生へのサポート体制も整っています。

また、町の中をうろうろしているだけでも、自然と京都の歴史や文化を感じられる、というのも京都の魅力だと思います。

学んだ経験や語学力を仕事に活かして、社会に貢献したいです。 多様な環境で勉強する機会に恵まれ、より良いコミュニケーションのための文化的多様性の視点を伝えたり、留学に興味のある人が目標を達成できるように支援したりできればと思っています。

私の夢は「地球市民」になることです。 コミュニティに積極に参加し、平等で持続可能な環境をつくるのに貢献することによって、一般的な価値観にプラスの影響を与えると信じています。 京都留学を通して、その夢を実現するためのしっかりとした土台作りができました。

もしも人間的な成長の機会や、サポート体制が整った学びの環境、落ち着いた自然環境を希望するなら、京都はあなたにぴったりの町ですよ。