私費留学生が奨学金を取るためのコツと勉強法
2020.11.19
奨学金を取得するためのアプローチ:成績を上げる
1. 授業内容を、メモと記録する習慣をつけること。
これは、基本なので、自分なりの方式でメモを取っていきましょう。また、もし先生の許可がもらえるのであれば、録音しておくのもオススメです。録音の場合、急に話した試験問題などを記録できるので、大事なポイントを収めながら、復習ができます。私は、試験期間2週間前から、記録したポイントを一つのノートにまとめ勉強しました。
2. 積極的な質問から、先生たちと信頼関係を築くこと。
授業内もしくは授業後に、先生に必ず質問をしておきましょう(簡単な質問も構いません)。留学生であれば、日本人学生より先生の目に留まりやすいので、成績が上がるようアピールができます。また、質問を重ねてみると、どんどん質問の質も高くなるので、より良いフィードバックをもらえます。ちなみに、授業の感想を書く紙が配られたらしっかりと考え、埋めておきましょう。
3. 様々なコミュニティを活用すること。
これは、基本的に日本人の学内友達と、留学生コミュニティ友達の両方を活用することをオススメします。日本人友達は、苦手な文法、単語、文章構成などをみてくれます。また、留学生コミュニティ特に自国のコミュニティの場合、学内奨学金以外に財団支援金や保険金などの支援金の情報を容易に得られるので、生活費を節約するチャンスが増えます。
4. できれば、前の席で授業を聴くこと。
前に座ると、授業により集中しやすいことはもちろん、先生のトーンや仕草などでの情報など重要なポイントを掴めやすくなります。また、何よりも目に留まりやすいので、なるべく前で授業を聴きましょう。
これは、勉強法というより、自分のための学びにつながる大学でのアプローチ方法に近いですね。ごく当たり前なことかもしれませんが、実は深みがある学びをするために、今回紹介した4つのアプローチは極めて重要です。
勉強法自体は、自分に適った方法が一番だと思うので、信じて続けてみましょう。自分はどのように勉強したのかも下に紹介してみます。
オススメの勉強法
A) 授業でメモした内容を、もう一度ノートでまとめ、復習すること。
普段、授業内容のノートを取ることは、そこまで綺麗にまとめず、改めてまとめる過程を設けました。試験2週間前だと、試験のノート整理は、先生がこれまで指摘したことや強調した部分を理解し、その内容を「凝縮」して書き出すことをしました。
ノートをもう一度まとめる理由としては、まずまとめる過程でその内容が勉強になることはもちろん、授業ポイントなどが見やすくなるので、復習しやすいからです。何よりも、「自分が作ったノート」は「愛着」が湧くので、モチベーションを高め勉強に臨むことができました。ノートの一番の工夫としては、教科書やレジュメの特定な内容を「ボックス」で囲い、さらにノートを見やすくしました。ぜひ試してみてくだい。
B) 授業で分かりにくい部分は、インターネットで関連した資料を探し勉強すること。
特に論述試験であれば、効率的な勉強法だと思います。私は、「歴史」などは、ネットの方が上手くまとめられている場合が多いので、それを特に母語で参考にしました。
ただ注意点、インターネットからの資料は信頼性が落ちるので、自分が学んだ資料や他の出典でどのように語られているのか複数を比較して参考することをオススメします。内容の理解がしやすいことはもちろん、同じ内容を複数な形式で交差して考えることができるので、記憶に残りやすいです。
奨学金を取るための心構え:自分を信じることから
私も、最初まさか「わたしなんか」と奨学金を取れるとは思いませんでした。しかし、「留学」という大きな挑戦をした私とって、「奨学金」への挑戦はそこまで難しいものじゃなかったと今ながら思います。自分を信じだからこそ、「奨学金」という結果を得られたと思います。
まず、自分を信じて挑戦してみるのはどうですか?わざわざ、遥々日本までやってきたほどの熱い想いをもつ、みなさんならきっと良い結果があることでしょう。最後に、奨学金についていうと、奨学金というのは、単にお金だけではなく、「自分の学び」のため、ひいては取る過程で築いた「人間関係」や「様々な人の価値観」を学ぶ上でも、意味ある挑戦だと思います。
この記事で、これから留学生のみなさんに少しでも役に立ったらと嬉しいです。私自身もみなさんのことを、心から応援します。
(文:立命館大学 ナ・ソクジュン)