仲間の留学生を撮り続ける写真家のたまご ~中国人留学生・湯 澤洋 さん インタビュー
2020.10.12
写真:王セン
中国人の湯澤洋さんは京都情報大学院大学で学ぶ留学生です。もともとITを学んでいた彼が、どのように写真に目覚め、なぜ写真家の道に進んだのか? 今回、写真に出会って人生が大きく変わった湯さんのストーリーを語ります。
湯 澤洋さんの経歴
・2016年 中国・華中科技大学 卒業
・2017年 来日、京都コンピュータ学院 鴨川校 日本語研修センターで学ぶ
初のカメラ(Pentax K5)購入
・2018年 京都コンピュータ学院に入学
・同年 写真表現大学 夜間写真映像コースに入学
・2019年 京都情報大学院大学に入学
・2021年6月 京都三条 同時代ギャラリーにて初の個展(予定)
湯さんが撮影した作品
日本と写真との出会い
―来日のきっかけは、やはり写真ですか?
湯:2017年4月に日本に来ました。来日のきっかけは、たぶん多くの人と同じく、日本の優れた文化や生活環境に惹かれて、日本で留学したいと思ったことです。日本に来てから、思いがけず「写真」という文化と出会いました。
―なぜ、日本の大学に留学することにしましたか。
湯:日本の大学(院)で日本の文化や知識を勉強し、視野をひろげて、そして新たな世界を切り拓きたかったからです。
湯さんの授業風景
写真:時本 玄
―いつ頃から写真を撮られているのですか?
湯:写真歴はすごく短いです。日本に来てから、半年後に撮り始めたんです。その頃、まだ日本語学校に通っていましたが、よく友だちと他の町に行って、冒険しながら写真を撮リりました。すると、だんだん「もっといい写真を撮りたい」、「もっと知らない場所を冒険したい」という気持ちが湧いてきました。
2018年度 写真表現大学修了展
湯さんと彼の作品