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STUDY KYOTO MAGAZINE

京都の日本語学校

ISIランゲージスクール京都校(ISI Language School, Kyoto)

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どんな学校?

2017年に40周年を迎えたISIでは、これまで110を超える国と地域から12000人の留学生を受け入れ、現在東京2校、長野校を含め、約2000名の留学生が日本語を学んでいます。2017年に新しく京都でもキャンパスを開き、ゼロから日本語を学びたい学生から、日本での進学、就職を目指す学生まで、幅広い学生のニーズにお応えできる学びの場を提供しています。

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授業体験

ISIでは日本語を学ぶだけではなく、日本文化について学び、実際に体験し、理解を深めることができるコースがあります。例えば、月曜日と火曜日は落語について学び、水曜日は落語を体験し、木曜日と金曜日は落語に関するプレゼンテーションを準備し発表します。私は水曜日に行なわれた落語体験に参加しました。落語を教えてくれたのは関西学院大学・落語研究会の学生2人で、手ぬぐいと扇子をもち、机にひかれた座布団の上で留学生に落語「つる」と「青菜」を披露してくれました。日本語はもちろん昔の言葉づかいで方言も混じっていたので、内容の理解は少し難しかったようですが、落語家の演技、身ぶりや手ぶりを見ながら留学生は落語を楽しむことができました。

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その後、あいうえお作文をクラスで一緒に考えました。あいうえお作文とは言葉遊びの1つで、言葉を1つ決め、それをひらがなに直してその言葉の文字を頭文字にして作文を作る遊びです。今回の授業はお昼前だったからか、お題は食べ物ばかり出てきました。使う言葉は「すきやき」に決まり、留学生と落語家は力を合わせて何通りかの文章を考えました。「すごい、きがうまれました。やさいはとなり、きをつけてやさいさま」などと日本語を勉強している学生ならではの文章ができました。学生も先生も落語家もみんなで大笑いし、一緒に楽しい時間を過ごせました。

学生の声

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授業の後、留学生たちに京都のISIで勉強しようと思った理由について伺いました。話を聞くと、彼らは日本文化を体験したかったためISIを選んだと言っていました。あるブラジル人留学生はブラジルで経営する自分の学校で日本語を教え始めたいため、まずは自分が2ヶ月間日本に来て勉強することにしたそうです。そのため、言語の勉強のみならず文化などもたくさん学ぶことを希望し、京都にあるISIを選びました。次に話したタイ人も進学希望ではなく、午前の授業が終わった後、毎日京都の街並みを観光しているそうです。中国の学生は、多くの中国人が東京にいくが、京都の町は昔の文化がたくさん残っているため、あえて京都を選んだと言っていました。

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日本で進学を考えている学生の声

短い間日本にいる外国人だけではなく、日本での進学を目指してISIで勉強している留学生もたくさんいます。話を伺った中国人留学生の2人は、例えば中国人の多い日本語学校だったらお互い中国語で話すことが多いかもしれないが、様々な国籍の外国人がいるISIでは学生同士お互い日本語で話すことも多く、日本語を練習できる場が増えると言っていました。この学生たちは日本の国立大学を目指しており、一人は歴史が好きだったこともあり京都を選んだそうです。もう1人は人工知能や物理を勉強したくて、ノーベル賞を取った教授が多い日本の大学を目指しています。

日本で進学を考えている留学生の中にはオランダ人もいました。彼は声優を目指していて、そのため日本の大学で勉強することを目指しています。授業以外の時間には、勉強したり、居酒屋でのバイトをしたり、大好きなアニメや漫画を見たりしているそうです。

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ISI京都校で特徴的だと思ったことは3つあります。1つ目は進学コースと文化コースの2つのコースがあるため、日本文化に興味があって日本のことを勉強したいのか、もしくは日本での進学を目指して勉強したいのかで、より自分にあったコースが選べることです。2つ目は学生の国籍が豊かであるため、同じ国籍の学生で固まらずに、世界中から来た学生と話すことができます。最後に、本学校で見た次の場面です。ある留学生が玄関から入ると、すぐに職員さんが学生の名前を呼び、「この前なくなった自転車大丈夫だった?」と心配そうに聞いていました。事務局長の先生が、この学校では「人」を大事にしていて、職員や先生、学生1人1人を気遣うように努めているとおっしゃっていました。それがこの光景にも現れていたように感じました。

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私の体験からもわかるように、文化の中心である京都の日本語学校では、ただ日本語を学ぶだけではなく、このような文化体験がとても充実しています。皆さんも京都の日本語学校で学んでみませんか?

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