日本の部活でスポーツをしてみよう!<フェンシング部>
2017.02.16
同志社大学フェンシング部の練習、試合、仲間たち
Q:フェンシング部の練習スケジュールを教えてください。
A: 月曜以外は毎日練習しています。みんな18時か18時半くらいにはみんなフェンシング場に集まります。まずはみんな個人でストレッチをしてその後スパーリングをするのが普通ですね。たまに全員一緒に練習したり、同じメニューをやることもあります。でも、ほとんどアメリカのフェンシングの練習と同じですね。アメリカでも小さなグループに分かれて練習していましたから。
週末もフェンシング部の練習はあります。週末は同志社大学の新町キャンパスで練習しています。ですが、私は週に2回の参加にしてもらっています。おかげで、週末は出かけたり、日本中を旅行したりもできています。
Q:フェンシング部の練習の中で難しいことはありますか。
A: フェンシング部は全く厳しい環境ではないのですが、やはり先輩後輩関係は難しいと思うことがありますね。コーネル大学ではフェンシング部の先輩であっても、年齢が上であるというだけで敬わなければいけないということはなかったので(笑)もっと兄弟のような感じでしたね。なので最初は先輩には敬語を使うというのが難しかったです。ただ慣れていなかったからですが。
教室では全く習わなかったこともありました。例えば「ありがとうございます」は、部員の間で使うときは短縮して「あざっす」になります。他には「うぃーす」というような、挨拶として使うスラングもありますね。
Q: フェンシング部で一番楽しいことは何ですか。
A: みんなと一緒に試合に行くのは楽しいですね。チームのメンバーを応援するときは本当にチームの一体感を感じます。
Q: 他の学校と試合をしたり大会に出る機会は多いのですか。
A: 今まで2回の試合に参加しましたね。ただ近かったので日帰りでした。1つは京都と大阪の間にある山崎でありました。試合の場所が近かったので電車で行きました。
試合や練習が終わってから、他のメンバーと食事に行くこともありますよ。
日本での生活、フェンシングで学んだこと
Q: 授業や部活動以外で日本語を使う機会は多いですか。
A: 初めて日本に来たのは今年の6月で、このときはアメリカ政府のクリティカル・ランゲージ・スカラーシップを利用してきました。このときは滋賀県の彦根でホームステイをしました。そして9月にKCJSの留学プログラムで日本に戻って来ましたが、12月にはまたアメリカに帰る予定です。でも、それまではホームステイを続けているので家族と過ごすときは日本語で話しています。ホストファミリーには2人のお子さんがいて、ひとりは小学生でもうひとりは中学生です。だいたい2人とも忙しいので一緒に過ごすのは食事どきだけですが。
Q: フェンシングを通じてご自身が成長されたと思うことはありますか。
A: ええ、たくさんありますね(笑)コーチの言葉には本当に助けられています、宿題をしているときにも役立っているぐらいです。「一度に1回だけタッチする」というのはフェンシングを離れても役立つアドバイスですね、一歩ずつものごとを進めていくということです。
フェンシングはいつも私の自立心と自信を高めてくれました。もうひとつ、フェンシングが教えてくれた本当に大切なことがあります。それは「負け方」です。始めたばかりのころ、ボロボロに負けた次の日にどんな顔で練習に行ったらいいかわかりませんでした。でも、たくさん負けるうちに、どう振る舞うべきかわかりはじめました。そうすると勝つことも増えてきました。
京都ならではの経験
Q: 京都での留学で特に楽しいと思ったことは何ですか。
A: 私は個人的に神社に強く惹かれました。京都にはたくさんの寺社仏閣や歴史があるので、探検するところがたくさんありました。実は今、最後の課題として神道について書いています。
式年遷宮と呼ばれる一定の期間ごとに行われる神社の建て替えについて研究しています。
神道に興味をもったきっかけは5月に出会った友達です。彼は大学院で政治学を研究していて、最初に日本に来たときにバディになりました。彼の趣味の一つが神社で御朱印*を集めることだったんです。何度か彼について御朱印集めに行って、自分も興味を持つようになりました。
*神社や寺院には独自のスタンプがあり、参拝者はそれを「御朱印帳」と呼ばれる小さな手帳に
集めることができます。
Q: 京都への留学を考えている学生にメッセージをお願いします。
A: そうですね、シンプルに言うと「最高なので、絶対来るべきです!」ということです。
でも少しシンプルすぎますよね(笑)京都に来ることは特に興味深いことです。京都は古いものと新しいものが本当によく混ざり合っています。そして、便利な場所でもあります。京都からいろんなところに旅行できます。神戸も大阪もそんなに遠くありません。
実はすでに夏に日本に帰ってくることについて考え始めています!そして、将来は日本で仕事ができればと考えています。