あくまで目安ですが、2017年3月の本格的な就職活動スタートの前に、ひととおり興味のある企業について調べておくと就職活動がスムーズに進むと言われています。
就職ナビゲーションサイト、各企業のサイト、経済誌などを使って情報を集めましょう。
自分の学校の卒業生で自分が就職したい企業に勤務している人がいれば、学校を通して紹介してもらい、話を聞くこともできます。

自己分析って何？

これも日本の就職活動でよく聞かれる言葉です。

自分の性格や特性を整理し、どんな仕事が向いているのか、ゆずれないものは何なのかを明確にしておくことを就職活動における自己分析と言います。これが会社選びの基準になります。
自分の長所を把握しておくことで面接での自己PRも考えやすくなります。

説明会って何？

企業側がその会社の基礎的な情報、仕事内容などについて説明を行います。各学校にブースを出して行う場合もありますし、学校外で行われる場合もあります。

何社かのブースを廻ることができる合同説明会、単独説明会があります。
単独説明会は出席しないとその後の専攻を受けられない場合もあります。
フォーマルな場と考えられているため、スーツの着用を求められることが一般的です。
日本の独特なことですが、就職活動では就活生はほとんど同じ服装を身に着けています。
男女ともに白いシャツと黒のスーツを着用することが一般的です（女性の場合はパンツスーツ、スカートの両方が認められます）通常、書類カバンも似たような黒のものを持っている人が多いです。小物、メイク、髪型も飾り気のないシンプルなものが求められます。ただ、業界によっても異なり、例えば広告業界のクリエイティブ職などであれば、もう少し外見にも個性を出すことが求められるかもしれません。

エントリーシートって何？

エントリーシートは志望動機やその他の必要事項を書いて企業に提出する書類です。（手書きが求められることが多いです）企業ごとに独自に作成している書類のため、質問事項が異なります。

その中でもよく見られる質問が、志望動機、自己PR、困難を乗り越えた経験、入社後にやってみたいことなどです。文章で書く、図にする、写真や絵で表現してもいいなど形式は多様です。（ただ、図や写真、絵などを使うものは少数派です）
エントリーシートの審査は選考の一部になっており、次の段階に進めるかどうかを決定します。

企業によって、選考課程のどの部分で実施されるかは異なりますが、多くの企業は筆記試験を行います。

筆記試験と言っても現在はテストセンターや企業内のコンピューター、オンラインであることも多くなっています。言語・非言語の基礎知識を解く問題と性格テストが合わさっているSPIという形式がもっとも一般的です。
テストの内容はそんなに難しくありませんが、時間制限があり、緊張感もあるため、事前に問題集や問題の練習ができるサイトなどで解き方に慣れておくことをおすすめします。

問題文は日本語かつ日常会話とは違う文体なので慣れるのに時間がかかるかもしれません。

面接ってどんな感じ？

日系企業の面接は日本語で行われることが多いです。ここで日本語の運用能力も見られていると考えてよいでしょう。１対１の面接の前に、グループ面接がある場合もあります。選考を受ける学生同士がディスカッションする形式の面接を行う企業もあります。

1次面接の結果はメールで知らされることもありますが、選考が進んだ場合、電話で結果通知が来ることも多いので、留守番電話の設定などに気をつけておく必要があります。

内定って何？

内定とは卒業後に採用するという約束です。希望の会社に内定が出れば就職活動を終えることとなります。あくまで卒業後の採用ですので、単位不足などにより卒業できなかった場合、内定が取り消される可能性があるので、気をつけてください。

多くの会社は入社式の前に内定式を行い、他の内定者と顔合わせの機会を設けます。

母国を離れて行う就職活動は大変なことも多いと思います。ですが、多くの企業が留学生の力を必要としています。

一般的な就職活動の流れはご説明した通りですが、企業に直接連絡するなど熱意を見せることで道が開けることもあります。ぜひ、積極的に就職活動に取り組んでみてください！

様々なサポート機関があるので、お気軽にご連絡ください。

京都ジョブパーク

京都府国際センター

実際に京都で働く卒業生の様子もぜひご覧ください。
留学生OBOGインタビュー動画