Kyoto Styudy

京都留学をご検討中の方 京都に留学中の方

住宅の探し方と入居手続き

京都で留学生活を送るために重要な住居について、ここでは住居の探し方、契約までの流れをご説明します。

住居探しのステップ

●STEP01 部屋を探す

学校独自に不動産業者と提携し、安心・安全の住まい探しをサポートしている学校が多いので、入学が決まったら、まず各学校に問い合わせてみましょう。個人で不動産業者を介して部屋を探すこともできます。


【注意】

  • ・日本の不動産業者は、4月の新生活シーズンに向けて毎年1月から3月にかけて非常に忙しくなります。この時期は部屋の需要が高まるため、希望する住居がすぐに契約で埋まってしまうことがあります。早めに行動することをおすすめします。
  • ・契約期間が中途半端になる場合、受け入れが難しいことがあります。契約の際は、不動産業者に希望の期間が可能か事前に確認してください。

大学・学校の紹介

学校独自に不動産業者と提携し、安心・安全の住まい探しをサポートしている学校が多いので、入学が決まったら、まず各学校に問い合わせてみましょう。日本の大学や専修学校、日本語学校では、在籍する学生に、学校の周辺にある学生向きの民間宿舎を紹介している場合もあります。事務室でたずねてみてください。

不動産業者で部屋を探す

「〇〇不動産」などの看板が目印です。直接訪問して相談できます。

インターネットで部屋を探す

住宅情報サイトで、住みたい地域や留学先の大学名、また希望の賃料などから検索することが可能です。気になる物件があれば、ネット上からお問い合わせします。後日、お問い合わせをした不動産店からメールや電話で回答がありますので、その後実際に不動産業者に訪問します。


学生のための住居情報が多数掲載されています。是非活用してください。


【便利なサイト】

●STEP02 不動産店を訪問

不動産店に行く際には、日本語ができる友人や保証人に同行してもらい、交渉を手伝ってもらいましょう。 綺麗な服装で訪問し、希望条件(家賃、学校に近い、設備、広さ)を具体的に伝えます。 一般的に次のような項目について質問されますので、回答できるようにしておきましょう。

  • ・名前、国籍、職業、同居者(人数)、収入、日本語能力、連帯保証人の有無、身分証明書、部屋を探している理由など。

●STEP03 部屋の下見

希望の条件に合う部屋が見つかったら、実際に部屋を見せてもらいましょう。下見は無料です。
複数の部屋を見て、納得できる部屋を選びます。部屋を見て気に入らなければ断ってもかまいません。

●STEP04 入居申込み

住みたい部屋が決まったら、入居審査を受けます。審査に通ると契約が進められます。


保証人について

一般的に部屋の契約には連帯保証人が必要です。 連帯保証人がいない場合は、家賃債務保証会社などに家賃債務保証サービスを依頼できる場合があります。部屋によってルールが異なりますので不動産店に確認してください。


外国人留学生住宅総合補償制度(日本学生支援機構)

学校によっては、この制度を利用することによって、宿舎の連帯保証人になってくれます。 この制度を利用するためには、以下の条件が必要です。

  • ・その学校が外国人留学生住宅補償制度の会員であること
  • ・あなたがこの制度の指定する保険に加入すること(保険料は1年間4,000円、2年間8,000円)
  • ・大家さんがこの制度による機関保証に同意すること

詳しくは、各学校の事務所にお問い合わせください。

●STEP05 重要事項説明

契約前に不動産店から契約内容の説明を受けます。不明点は必ず質問してください。日本語が不安な場合は、日本語ができる友人と一緒に一緒に説明を聞き、わからないことはその場で確認しておくとトラブルの防止になります。
※STEP06の「契約時に確認するべきポイント」を参照

●STEP06 部屋を契約

家主または不動産業者と賃貸借契約を結びます。
契約書に署名し、初期費用(敷金、礼金、手数料など)を支払います。


【契約に必要な書類】

外国人登録原票記載事項証明書、パスポート、所得証明書、在学証明書など連帯保証人の所得証明書と印鑑登録証明書


【契約に必要な費用】

敷金、礼金、媒介手数料、損害保険料、家賃、共益費など。
地域や借りる部屋によって異なりますが、月額家賃の4〜7ヶ月分が費用の目安です。


【契約時に確認するべきポイント】

・敷金と礼金

敷金は退去時に必要経費を精算のうえ返却されますが、礼金は家主へのお礼の意味があるので返却されません。退去時に返却されるものとそうでないものについて、事前によく確認しておくとトラブルを防ぐことができます。
※転居時の対応・解約手続きの「敷金の精算」を参照


・一般借家契約と定期借家契約

1年未満の滞在時は定期借家契約(期間の延長・短縮不可)
長期滞在の場合は1年又は2年契約(更新時に更新料あり)


・家具や家電

入居される住宅の種類によって異なりますが、日本の賃貸住宅(アパート、マンション、一戸建てなど)では、家具や家電(エアコン、冷蔵庫、洗濯機など)が備え付けられていないことが多いです。入居を希望される住宅ではどのような家具や家電が備え付けられているか、確認をしておくことも有効です。


●STEP07 鍵の受取・部屋の現状確認

契約後、不動産店で鍵を受け取ります。部屋の鍵は退去時に返却しますので、必ず紛失しないように管理してください。
部屋の合鍵を作る時は家主の許可が必要です。


鍵を受け取る際に、できれば不動産店の立ち会いのもとで部屋の現状を確認してチェックリストを作成しましょう。


簡単な間取図を作成して、入居時にあった傷やよごれの場所を書き込み、 日付の入った写真を撮っておくと、退去時のトラブル防止になります。エアコンやキッチン機器などは正しく動くか確認しましょう。

入居手続き

●電気ガス水道の申し込み

・電気はブレーカーについているハガキに、氏名・住所・使用開始日を記入してポストに投函します。
・ガスは事前にガス会社に連絡し、入居する日にガスが利用できるように依頼します。ガスの利用にはガス会社による部屋内での作業が必要です。作業には入居者の立会いが必要です。
・水道は市区町村等の水道担当局に連絡して利用の手続きが必要です。備え付けのハガキに、氏名・住所・使用開始日を記入してポストに投函します。詳しい方法は不動産店に確認してください。

●部屋を借りるルール

・部屋の上下階に住んでいる方の迷惑にならないよう、室内では大きな音を出さないように心がけてください。
・部屋の壁に釘を打ったり、ペンキを塗ることは禁止されています。契約書の禁止事項を確認してください。
・無断で契約者以外の人と同居したり、自分が借りた部屋を他の人に貸し出すことは契約違反です。
・自分の部屋以外の廊下や階段等に建物の共有部分です。私物やゴミなどを放置してはいけません。


部屋を借りる人のためのガイドブック