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STUDY KYOTO MAGAZINE

京都の学生のための日本文化体験

京都の学生のための日本文化体験

おそらく皆さんは、学校の評判や先生の評判を知って京都にやって来たことでしょう。もしくは都会と自然のちょうどいいバランスに惹かれてかもしれません。
さて、どちらにしても、ここ京都は日本文化の中心地です。ぜひ、どっぷりと文化に浸ってみましょう。

生け花、伝統的なフラワーアレンジメント

フラワーアレンジメントという言葉は555年以上続く、この芸術体系を表すには物足りないかもしれません。生け花の最初の流派は、ここ京都で生まれました。創始者は六角堂で知られる頂法寺の僧侶といわれます。この流派は池坊(僧侶が池のすぐ近くに住んでいたことから)と呼ばれ、生け方は他の流派へと広がり、さらに発展しています。

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もし興味があれば、生け花が生まれた土地は生け花を始め、免状をもらうには一番の場所です。池坊の初心者コースに申し込んでみましょう。( http://www.ikenobo.jp/lesson.html )
このコースでは8回のレッスンで生け花の最初の免状を取ることができます。華道体験は基本的にN2以上の日本語能力がある方を対象としていますが、英語で学びたい方はご相談ください。

京都留学生PRチーム

ここで、京都留学生PRチームからお2人が生け花を体験した感想をご紹介しましょう。
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李 之昊 リシコウ 立命館大学 経営管理研究科M2(中国)

チャルーンウィリヤクン チョンラダー(ムック)京都大学薬学研究科D2(タイ)

李さん:今回、いけばなの発祥地、六角堂と池坊会館を訪問しました。人生初の華道体験だったので、ちょっと緊張してしまいました。池坊会館でびっくりしたことは、会館の庭の池に白鳥が住んでいたことです。ケージの中に飼うために連れてきたのではなく、自然に住み着いてしまったそうです。

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今回、京都外国語大学で留学生に生け花について授業を行っている塩野敬子先生に、ご指導いただきました。日頃からお花と付き合っているからかもしれませんが、お花のように美しい先生でした。塩野先生は生け花の歴史、流儀などについて簡潔明瞭にご説明されていました。生け花で使う道具は花鋏、水盤、剣山、水でした。

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チャルーンウィリヤクンさん:生け花は3つのスタイルがあることを教えていただきました。

1.立花(りっか):室町時代に成立したスタイル。多種多様な草木を使用し、大自然の風景を再現します。

2.生花(しょうか):江戸時代に成立したスタイル。1-3種類の草木を使用します

3.自由花(じゆうか):明治時代に成立したスタイル。決まった様式がなく、多種多様な草木を使用し、自由に生けます。

欧米のフラワーアレンジメントと違って、日本の生け花の特徴は花だけではなく葉っぱなども使います。違う長さを利用して、非対称になるように生けて、自然を表します。

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李さん:今回は自由花に挑戦しました。自由花は新しい空間を創造する生け花です。なかなか難しいですが、頑張って人生初の作品を作ることができました。生け花は見た目が大事ですが、今回は評価しないことにしておきます(笑)。

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チャルーンウィリヤクンさん:最初は何をどう生ければいいかわからなくて、難しかったです。でもまあ、自由花だから、自由に花を生けば何とかなるかもしれないと思って、とりあえずやってみました。この写真は私が生けた、自由花の生け花です。ひまわりを使って、夏を表現しました。初めての体験でしたが、きれいにできたでしょうか?実は先生に直していただいたので、こんなにきれいになりました。直す前の様子はお見せできません(笑)。

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生け花を通じて、日本人の考え方や美意識に触れることができて、いい体験ができました。よかったです。

李さん:いままで、華道は、ただ花を挿しているだけだと思っていました。大きな誤解でしたね。最近、卒論を執筆中で、ストレスが溜まっていたので、生け花のお花の色、香り、集中して自分で形を作ることで、その刺激を受け、精神的に落ち着くことができました。なんとも不思議な体験でした。今後も、生け花と付き合っていきたいと思います。

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「私も体験したい!」という方は池坊の初心者コースに申し込んでみましょう。( http://www.ikenobo.jp/lesson.html )

このコースでは生け花の免状を取ることができます。華道体験は基本的にN2以上の日本語能力がある方を対象としていますが、英語で学びたい方はご相談ください。

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