私も多くの奨学金に申請し、いくつかの奨学金を取得しましたが、今振り返ってみると、その時注意すればよかったなと思うことがいくつかありますので、成功と失敗の経験から申請のアドバイスとコツを共有したいと思います。

・受給対象・条件（義務）を確認する

同じ留学生向けの奨学金でも、それぞれ申請資格が決まっていたり（国籍、年齢、研究分野など）、条件が付く場合（企業イベント参加など）があります。申請資格に合わない奨学金に申請するのは時間の無駄ですし、受給条件を確認しないと、奨学金取得が決定しても取り消される可能性があるので、事前によく確認しておくことをおすすめします。受給対象になっているのかがよく分からない時は、メールで問い合わせするのも方法の一つです。

・落ちても挫折しない

種類によって異なりますが、一般的に奨学金の倍率は高いものが多いため、受かるよりは落ちるほうが多いです。しかし、一度落ちたといっても諦めず、何度もチャレンジすることが大切だと思います。奨学金申請も大学の受験や就職活動と同じように、自分に合うものがあれば合わないものもあるので、何度も繰り返しながらコツをつかめば、きっと自分に合う奨学金制度を見つけられるはずです。

留学生の友達に奨学金について聞くと、「選考も複雑で、書類の準備も面倒だからやらない」といった反応が多いです。もちろん、学校の勉強やサークル・部活動などで忙しい中、倍率の高い奨学金のために時間を費やすのはもったいなく感じられるかもしれません。しかし、大学生の間にだけ得ることができる様々な奨学金申請にチャレンジしてみるのも、良い経験になるのではないでしょうか。ぜひ自分に必要な奨学金制度を見つけ、活用してみましょう！

（文：同志社大学 イム チェヨン）